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■清水研作作品集「海」 時任和夫「ピッコロ・ヴィルトゥオーゾ 2010/7/13同時発売

2010年7月13日

報道関係各位 有限会社

ヴェリタス 株式会社 オフィスENZO

気鋭の現代音楽作曲家 初の作品集CD フィラデルフィア管弦楽団首席ピッコロ奏者 本邦初CD 本日同時販売開始 クラシック専門の音楽事務所 有限会社ヴェリタス(所在地:東京都北区、代表:清水理恵)は、この度クラシック・レコーディング制作の株式会社オフィスENZO(所在地:千葉県市川市、代表:嶋田亮)と共同で、CD清水研作作品集「海」とCD時任和夫「ピッコロ・ヴィルトゥオーゾ」制作し、2010年7月13日より全国のCDショップ・ネット通販にて、一般に販売を開始します。 CD『清水研作作品集《海》』は、現在新潟大学教授でもあり、国内外で精力的な活動を続ける作曲家清水研作氏、待望の初作品集CDとなります。フルート2管とピアノのアンサンブルを始め、フルート、アルトフルート、ピッコロ、ピアノの独奏曲も収録されており、日本的美学の原点に通底する氏独自の音世界を存分にご堪能いただけます。表題曲の「海」は、2つのバリエーションからなり、アルバムの最初と最後に収められています。中国の敦煌に近い雅丹(ヤルダン)を訪問したときの体験がモチーフとなっており、このCD最大の聴き所となっています。 またCD『時任和夫《ピッコロ・ヴィルトゥオーゾ》』は、アメリカで最も権威のあるオーケストラの一つであるフィラデルフィア管弦楽団の首席ピッコロ奏者として、およそ30年にわたり活躍し続ける時任和夫氏、本邦初のCDとなります。後期バロックのバッハとテレマンから、グルック、ライヒャ、メシアン、清水研作と3世紀にわたる選曲で、かねてより待ち望まれていた氏の録音を多様なスタイルでお聴きいただく貴重なCDとなっています。卓越した演奏技術とそこから生み出される音楽的表現は、時には激しく、時にはやさしく、直接魂に語りかけ、まさに圧巻の一言に尽きます。

 報道用資料(10.6MB)

現在、上記イベントの動画やtwitterが下記URLからアクセスいただけます。 http://www.ustream.tv/channel/shimizurec


Video streaming by Ustream

CDのご購入はアマゾン、HMV、iTunes Storeよりお買い求めいただけます。
こちらのページからどうぞ!


 

■フルート2本とピアノのための「海」、「海II」

フルート2本とピアノのための「海II」は、パウエル・フルート・ジャパンの委嘱作品として作曲し、2008年6月28日に同社のコンサート・サロンで初演された作品である。2007年に同じ編成で作曲した「海」の連作であると同時に、「海」がその発想の根源となっている。

中国の旅で敦煌から遠く離れた、嘗ては湖だったという場所に拡がっていた巨大な岩群を見たときの衝撃が、具体的な意味で具現化された「海」という作品となった。限りなく地平に拡がるその岩群が、圧倒的で、しかも神秘的な造形を成し、数年たった後でさえ、私の脳裏にはつい昨日の出来事のように鮮明に記憶されている。あの印象を「湖」とすることはできなかった。「海」でなけらればならなかった。07年作曲の「海」は、数千年前の時空が、私を通して現在とつながっているという奇妙な感覚に触発され生まれたように思う。これは感動していた私を別の自分が客観的に捉えていた、ということになるのだろうか。

だが今回の作品「海II」では、私の存在は確かにその過去の湖の中にあった。作曲の過程で、まだ湖だったころの豊富な水で潤っていた湖のイメージが強く想像され、そして私は水面の揺れる波、そしてそれを通してかすかに、おぼろげながらに浮かんで見える太陽を水中から見上げている、というイメージが頻繁にわき上がってきていたからだ。前作で使ったピアノのモチーフやその断片が時々そのままの形で顕れる。将来2作が続けて演奏されたときに作品そのものがある種のヴァリエーションであるようにしたかったからだ。

「海」の初演、そして今回の「海II」の初演で確信したことがある。それは自分にとって標題音楽は必然であるということと、私の極めて具体的なイメージを聴衆が共有してくれる、という感覚はリアルだ、ということだ。

「海II」では、フルートの清水理恵、高野成之の両氏は、3度以上のトレモロの連続(特にオクターブを超えたトレモロ)や長時間にわたって休みなく吹き続けさせられる10連符の連続が織りなす音物語りなど、とても難しいパッセージを積極的に取り組んでくれた。それにより、特定のイメージがみごとに具現化され、自分の思う音楽がそこに顕れる悦びを味あわせてくれた。ピアノの藤田雅氏は奇麗な音の持ち主だ。彼の織りなす美しい響きに触発され、海のモチーフはいつも作られる。音が生きていることの素晴らしさを体感できる瞬間でもある。そして3人が集まって作られるアンサンブルは至福の時と感動を与えてくれる。私の追求する世界をこの世に顕してくれる最大の仲間でもある。

 


●「海」 初演コンサート

 

高野成之&清水理恵 フルート・ワンダーランドvol.2

 

■日時:2007年9月14日(金)7:00PM(開場 6:30PM)

■会場:パウエル・フルート・ジャパン 

     アーティスト・サロン(東京・新宿)

■チケット:一般3,000円  会員2,500円 

■出演:フルート:高野成之、清水 理恵  ピアノ: 藤田雅

 


 

■独奏フルートのための異なる時空 II

この作品は、ジャック・ゾーンのために書いた作品で、2002年12月彼によって初演された。以前から「日本人である私が西洋音楽の領域で表現すること」の意味などについて考えてきた。自分に対して、この答えのあるようでないかもしれない質問を、繰り返しながら作曲を試みた。この作品では、私の声が異なる2つの音空間の中に混じり合いながら、内へと響いていくような気がする。

 

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